仕上がってくるワラビーズ
いや〜、ワラビーズVSオールブラックスは凄い試合でしたね。 というか、あの会場の人の入りをみると、もうワールドカップ決勝並みでしたし、試合内容のすごかったですね。
これまでのワラビーズはなんだったんだというくらいの出来でしたし、フォラウが抜けて弱くなるかと思ったら、恐ろしくチーム力が上がったような気がしますし、この内容であれば、現在のスタメンがそのままレギュラーと思ってもいいかもしれませんね。
しかし、10番リアリーファノが白血病復活から、ここまで上り詰めてきたことを考えると、多くの人に勇気を与えてくれますし、日本でもプレイしていただけに心から嬉しくなってしまいますね。
とはいえ、心配なのはオールブラックス。
スコットバレットのレッドで14人になったとはいえ、退場前の流れをみても、そのまま15人だったとしても勝てたかどうかわからない内容でしたよね。
やっぱりオールブラックスはボーデンバレットのチームですから、10番モーウンガとの共存は難しいのでしょうかね? 正直を言えば、15番のバレットも悪くはないと思いますが、ここ数試合を観ている限り、このチームに限ってはやっぱりボーデンは10番でこそですね。
ベンスミスもFBのほうが輝きそうですし、ウイングにはウイング専門を入れるべきですよね。 やはりあのポジションにはユーティリティはいりません。
とはいえ、オールブラックスのリーコはちょっと心配ですね。 今期ブルーズでもイマイチでしたし、ここ最近の2試合はほとんど空気状態でしたし、ディフェンス面の不安もさることながら、攻撃での怖さが全くなくなってしまいました。 ひょっとするとワールドカップではスタメン難しくなっているかもしれませんね。 個人的にもセブリースのほうがトータル的にいいような気もしますしね。
しかしここにきて各チーム、いいスクラムハーフが出てきていますよね。 ワラビーズなんて、まさかゲニアを差し置いてニックホワイトがスタメン入りしていますし、南アにしてもデクラークの後にヤンチースが出てきていますからね。
そう考えると、唯一オールブラックスだけが衰退の一途を辿っているような気がしますね。
まぁ、この試合リードが久しぶりにいいところを見せていましたけど、現在のチームは反則が多すぎるので、ちょっと心配ですし、やっぱり12番はクロッティが戻ってこないとベスト4ですら難しいのではないでしょうかね?
一説には、ワールドカップで優勝するにはTRCを優勝しないほうがいいというようなことを言われていますが、今年のオールブラックスの目標の2番目である、ブロディースローカップすら危うくなってきていますし、来週はホームでワラビーズに圧勝できるようなメンバーで臨まなければ、ワールドカップもやばそうです。